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フィリピンの台風の強さは木の倒れ方でも説明されている

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日本は「大きさ」と「強さ」で表現

 日本の気象庁は台風のおおよその勢力を表す目安として、風速をもとに台風の「大きさ」と「強さ」 で表し、「大型で非常に強い台風○○号」、「超大型で猛烈な台風○○号」などと表現しています。

  「大きさ」は風速15m/s以上の風が吹いているか、吹く可能性がある強風域の半径の大きさで2段階に、「強さ」は最大風速で3段階に分けています。

 なお、強風域の半径が500km未満の場合には大きさを表現せず、最大風速が33m/s未満の場合には強さを表現しません。

 ちなみに台風情報では中心付近の風速25m/s以上の風が吹いているか、吹く可能性がある範囲を暴風域と呼び、円形で示しています。

フィリピンの暴風警報シグナルは「強さ」のみで5段階

 フィリピンにも暴風警報シグナルがあり、少し前は4段階でしたが、2015年5月から新たにシグナルNo.5が設定されて現在は5段階となりました。「大きさ」はなく、「強さ」だけで分かれています。

 5段階になった理由は、2013年の11月の台風30号(アジア名:ハイエン、フィリピン名:ヨランダ)の際にシグナルNo.4が発令され、フィリピンに甚大な被害を与えましたが、その後、このような強い台風にはNo.4の警告では不十分であると判断されたからです。

 風の強さでは、日本は秒速で分けていましたが、フィリピンは時速で分けています。

 日本でいう強い台風(33m/s=118.8KPH~)はフィリピンだと大体シグナルNo.3のことで、非常に強い台風(44m/s=158.4KPH~)というのはシグナルNo3~No.4、猛烈な台風(54m/s=194.4KPH~)はシグナルNo.4以上ということになります。

 さらにフィリピンでは上記の表の区分ごとに木の倒れ方でも説明されています。

 No.1 波の高さ1.25m~4m、バナナの木が折れたり倒れます。
 No.2 波の高さ4.1m~14.0m、マンゴーの木が折れたり倒れます。
 No.3 波の高さ14.0m程度、マンゴーなどの大きな木も根こそぎ倒れます。
 No.4 波の高さ14.0m以上、とても大きなココナッツの木も被害を受けるでしょう。
 No.5 波の高さ14.0m以上、ココナッツの木も倒れ、残った草木はないでしょう。

 バナナ < マンゴー < ココナッツ とシグナルが強くなるにしたがってフィリピンの木の例えが変わっていくのはなかなか面白いと思いますし、地元の人には何となくイメージがしやすいと思います。

 台風の進路などの予報図は日本人に私には見慣れた日本のものがわかりやすいです。
発生はフィリピン近くなのでそのまま参考にすることができます。

 フィリピンの国家気象機関でフィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)のサイトで警報が確認できます。PAGASAとはタガログ語で「希望」という意味もあります。

 なお、フィリピンの保育園や幼稚園などの未就学児向けの施設は、シグナルNo.1が発令されると休みとなり、小学校から高校まではシグナルNo.2以上、そして大学はシグナルNo.3以上で休校となるのが一般的です。

シグナルが発令されると一部の観光ツアーがストップします

 シグナルNo.1が発令されると、セブの場合は特にオスロブへの観光や、アイランドピクニックなどのマリンアクティビティ(特にパラセーリング)などが中止になる可能性があります。

 また、セブからボホールなどへの船での観光を予定されている方も注意が必要です。人気のある日帰り観光などは行きは船が出ても帰りは戻って来られなくなる可能性があります。

 特にセブ-ボホール間は夕方から波が高くなることが多く、通常でも船の到着が遅れたりすることが多いです。

 仮に、夕方にオーシャンジェットが欠航となっても、夜中にライトシップというのがあり、その船は比較的風には強いのですが、オーシャンジェットでは所要2時間のところが4時間かかり、セブ到着は翌朝の3時過ぎになってしまいます。

 この日が帰国日で朝出発の飛行機の場合はホテルに戻っても寝る暇がなく、帰りの準備してそのまま出発となってしまうでしょう。

 もし、船の欠航が理由で帰りの飛行機の時間に間にあわない場合には、飛行機のチケットを買い直さなければならず、通常自己負担となりますので、帰国1日前にはボホール等への船での日帰り観光をするのは避けた方が無難です。

コメント

  1. sk より:

    もう何年も前ですが、ダバオで農民に対して国有地の払いさげがありました。
    1人4ヘクタール、女房の家族は3人で12ヘクタールの払い下げを受けました。
    ここにココナツを植えて3年目初収穫の年にミンダナオ初めての大型台風が通過しました。
    結果 ココナツはなぎ倒され、土地の境界の杭は流失、開拓地への取り付け道路も流失しました。そこはもともとゲリラの支配地でもあるため土地に行くときはいつも団体行動してましたが
    家族が1度ゲリラに目をつけられたこともあり、すっかり興味を失い、今はほかの人に管理してもらってます。
    台風さえ来なければこの土地の恵みで今頃家族は豊かな生活をしていたかもしれません。

    • SK様

      コメントありがとうございます。ダバオで土地をお持ちなんですか。すごいですね。

      でもミンダナオは危ないところもあるんですね。安全第一です。

      私の妻はネグロス出身で狭い土地を持っているようですが、サトウキビ畑みたいです。

      親戚筋が管理してるみたいですが。

      いつかは私も何かやりたいのですが、先立つものがまだありません。

      またいつこのような事態が起こるかわかりませんので、考えないといけないですよね。

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