2021年のシヌログの開催準備が進んでいます
8月30日(日)にセブ市長は、毎年1月に行われるセブ最大の祭りのシヌログ・フェスティバルについて、「今の事態が正常化に戻ること」を条件に、予定どおり開催することを確認したとのことです。現在、祭りの成功に向けてセブの副市長や関係機関に準備をお願いしているそうです。
そして、2021年はマゼランとその一行がフィリピンに到着し、キリスト教を布教してから500年の節目の年です。同時にマクタン島のラプラプ王がマゼランを戦で打ち破ってから500年でもあり、そのな記念事業の一環として特に重要な位置づけであるとの理由で、可能な限り開催したいとのことでした。
2021年がフィリピンにとって記念すべき年だということは以下の記事でも触れました。
シヌログ(Sinulog)とはビサヤ語で川の流れという意味
シヌログ・フェスティバルはサントニーニョを讃えるお祭りで、サントニーニョとは探検家のマゼランが世界一周の途上にフィピンのセブに上陸した際に、セブの国王に贈られた幼いイエスキリストの像です。
サントニーニョ像は幾多の危機を乗り越え、無傷で残ったことから奇跡の像として、特にセブの人々の信仰を集めており、サントニーニョ像が飾られている家も多いです。
シヌログ(Sinulog)とはセブの言葉(ビサヤ語)で川の流れという意味です。フェスティバルでは「健康」や「不幸を流す」意味などを込めて踊られます。もともとの踊りは2歩進んで1歩下がるのがベースとなっていて、マゼランが来る前からセブの原住民はそのような踊りを踊っていたといわれていますが、フェスティバルではグループによって様々なアレンジの踊りがみられ、当日のコンテストで競われています。
祭りが始まったのは1980年で比較的新しいのですが、現在では100万人を超える人々が訪れるフィリピンでも最大級の祭りとなっています。


私自身もフィリピンに来てからは毎年見に行っていて、8年連続8回見ました。次回も楽しみにしており、既に市内のホテルを予約したところです。祭り中は交通規制があり、移動が大変なのでここ数年は
祭りの会場から近いホテルを予約して、家族で終日祭りを楽しんでいます。次回は開催されるかどうかも微妙なので、キャンセル無料の期限ギリギリまで予約の確定をしないつもりです。
コロナ後の新しい生活様式(ニューノーマル)を意識したシヌログ・フェスティバルに関する動画も公開されていましたので以下に掲載します。
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