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ホセ・リサールと日本との関係

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フィリピンの国民的英雄の1人といわれています

 今日12月30日はフィリピンの祝日です。フィリピンの国民的英雄といわれているホセ・リサール(Jose Rizal:1861~1896)が銃殺刑で処刑された日にちなんでいます。彼はフィリピン独立運動の初期の指導者でした。

 リサールが処刑されたマニラ湾を見渡す場所は、現在、リサール公園(旧ルネタ公園)として整備されており、銃殺された場所には記念碑が建てられ、衛兵に24時間守られています。

 そして公園の北方にあるパシッグ川沿いのサンチャゴ要塞内には、リサールにゆかりのある品々が展示されたホセ・リサール記念館があります。

胸像と記念碑が東京の日比谷公園に

 日本にも東京の日比谷公園にホセ・リサールの胸像と記念碑があります。

 建立された1961年(昭和36年)6月19日は彼の生誕100年でした。この時にフィリピンでは国家的行事として生誕100年祭が開催され、記念事業の一環で各国ゆかりの地に記念碑を建てましたが、日本もそのひとつで、フィリピン政府が東京都に記念事業への協力を要請し、東京都と日本人有志の手によって建立されました。

 ホセ・リサールは1888年(明治21年)にフィリピンからヨーロッパに向かう途中に日本に立ち寄っており、日光や箱根など日本各地に足を運び、日本の文化と言葉を学びんでいます。そしてこの時のガイド役は元旗本の娘で英語やフランス語をある程度話すことができた臼井勢以子で、ホセ・リサール記念館には現在、彼女の和服姿の肖像画があります。

 日本での滞在は1~2カ月程度だったようで、麻布のスペイン公使邸や東京ホテルなどに宿泊していますが、当時の東京ホテルは、帝国ホテルが開業する1890年(明治23年)までは東京一のホテルとして多くの海外からの賓客を迎えていたようです。ホテルは少なくとも1899年(明治32年)以降には愛宕山に移転したようですが、彼が滞在した当時に東京ホテルがあったと思われる場所に記念碑が設置されています。

 記念碑は日本の他にもスペインのマドリード、フランスのパリ、ドイツのヴィルヘルムスフェルト、アメリカのシカゴ、イギリスのロンドンなどにあり、この時に設置されたものもあるのではないかと思われます。

 日本の記念碑は当初、石碑のみでしたが、1998年(平成10年)にフィリピン独立100周年を記念して当時の在日フィリピン大使が胸像を作成して石碑の上に設置し、現在の形になっています。

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