英語学校に入校するまで様々な条件があります
私はフィリピン留学経験者ですが、2010年に格安の英語留学を検討した際、一番最初にヒットしたのはフィジー留学でした。
結局、この時は料金面でフィリピン留学に決めましたが、現在のコロナの状況の中、フィジーは感染者数が少なく、留学が再開されています。ドバイやマルタも解禁されているようですが、今回、フィジー留学について改めていろいろ調べてみました。自分でいろいろ手配するのはリスクがありすぎるので、現在のところは多少高くても留学エージェントにお願いせざるを得ないでしょう。
2021年1月9日(土)現在、フィジーの英語学校に入学するまでには以下の条件をクリアする必要があります。
・日本であらかじめフィジー首相府の許可をとる必要があること
・日本を出発する72時間前にPCR検査を受け、政府所定の様式で陰性証明書提出すること
・入国後14日間政府指定の隔離施設で隔離、この期間中に2回のPCR検査をすること
まず、外国人がフィジーに入国する際には、あらかじめ首相府の許可を受ける必要があるそうです。入国管理局がケースバイケースで審査しており、「重要な経済価値」のために入国が許可された事例があるそうです。留学などもこちらの理由で許可されているようです。
次に日本出発の72時間前にPCR検査を受けてフィジー政府に検査結果の陰性証明書を提出し、承認を得る必要があります。さらに政府指定の要件や様式があり、違う様式で承認を得ようとした人が入国を拒否された例もあるそうです。こちらに関して、日本で推奨されている医療機関がありますので、日本を出発する前にこちらで検査をして取得した方が手間もかからず無難だと思います。
亀田京橋クリニック (PCR検査の陰性証明書は検査の翌日発行)
所在地 :〒 104-0031 東京都中央区京橋3丁目1番1号 東京スクエアガーデン4階・6階
TEL :0570-018-000
そして無事に入国できた後には、政府指定の隔離施設(ホテルなど)に最低14日間の隔離が必要で、隔離期間中に2回のPCR検査が予定されているそうです。こちらは想像するにフィジー到着時と隔離施設から出る際の2回ではないかと思われますが、これらの費用はすべて自己負担で、宿泊料、3食の食事代、PCR検査費用など、中級ホテルで3,500FJD(日本円で約18万円)を負担した例があるとのことでしたので、留学費用、飛行機代に加え、予算にこちらも含まなければなりません。
なかなか厳しい条件ですが、今の状況ではやむを得ないのかもしれませんね。また状況は刻一刻と変化しますので、フィジー留学を検討されている方は常に最新情報を調べましょう。また、ヒットしたフィジー留学エージェントのリンクは以下のとおりです。なお、フィジー留学SPFBは2020年12月26日(土)に高校生を含む約80名を留学生として送り出しているようです。

日常会話をある程度話せる人へのアドバイス
フィジーに着いてからは14日間の隔離期間が義務付けられていますので、その期間中にオンラインで英語の勉強をすることができれば、時間を有効に使えると思います。フィジーの英語学校はグループクラス中心だったので、学校に入校後もグループクラスに馴染めるのではないかと思います。また、留学中の宿泊先には学生寮の他にホームステイという選択肢もあるので、ホームステイ先の家族とも会話しやすくなっているでしょう。
時間があってある程度長く留学できる人であればアリではないかと思います。また、日本は現在、感染者が増えていますので、一時的に避難するという手もあるかもしれません。親御さんであればお子様を長期で避難させる手段のひとつになると思います。
但し、ある程度レベルの高いビジネス英語を勉強したいという人にはあまり向いていないかもしれません。これはフィリピン留学にもいえるのですが、そもそも途上国なので教えている先生にビジネス等の経験がほとんどなく、経験に即した授業を提供することが出来ないのです。
学校に外国人でビジネス経験の豊富な先生がいれば別ですが、ローカルの先生であれば飛行機や電車に乗ったことのある先生さえも少ないと思われます。授業で使用するテキストには出てきた際には、答えを説明することはできるように訓練されているとは思いますが、経験がないと教えるのは難しいでしょう。
ビジネス英語を学びたい人はドバイなどが良さそうです。先生もいろいろな国から集まっていると考えられます。私の場合は日常会話がある程度できるようになったので、これから留学に行くのであれば、ドバイ選ぶと思います。但し、1年くらいの長期留学が可能であれば、フィジーのエージェントや学校などと大幅な値引き交渉してみるかもしれませんね。
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